橋下徹の悪魔的リアリズム「政権変容論」とは一体、どんな手法なのか?――国民が望んでいるのは「交代」で

阅读: 11 发表于 2024-07-20 01:44

 

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黒船なき令和の日本で、革命なき安逸の日々のなかで、激烈な政権交代は起きるのか? しかし、いま変わらなければ――かならず日本は、沈む! 【漫画】刑務官が明かす…死刑囚が執行時に「アイマスク」を着用する衝撃の理由 百戦錬磨の戦略家、橋下徹(55歳)。時代を見定め、歴史を洞察し、日本人の本質を透徹した先に見えた悪魔的リアリズム、それが「政権変容論」だ。橋下氏は言う。 「『政権変容』が劇的に新しいのは、自民党がどうであろうと関係なく、野党が腹を括って決断しさえすれば次の総選挙で実現できるところです」 2024年の選挙から、グレートリセットは始まるのだ。 7月19日発売の最新刊『政権変容論』(講談社刊)から、特別に内容を抜粋してお届けしていこう。 『政権変容論』連載第1回

政権「交代」の前になすべきこと

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政権「変容」?なんだそのワードは?と思われるでしょう。それもそのはず、これは僕がつくった造語です。今の政治家や政治評論家、学者やメディアが政治を語る上で、これまでこんな言葉を使ったことはないでしょう。普通は政権「交代」というワードを使います。 「旧態依然とした政治を変えなくてはならない」と誰もが考えながら、それでいて実現できない。 それは政治家の力不足も原因なのでしょうが、政治を評論する者や国民も旧態依然とした思考を持ち続けていることも大きな原因の一つだと思います。 その思考とは、政治を変えるためには政権「交代」しかないという思考。 今の政権が嫌なら「交代」させようという思考。 野党政治家はこの政権「交代」を目標にし、加えて現政権に批判的なメディア、評論家や学者たちも口を開けば政権「交代」の必要性を説きます。 ここで語られる政権「交代」とは、現政権が政権を去ること。つまり現政権は政権交代後において政権を一切担わず、それまでの野党が政権を掌握することを意味します。 まさに「交代」です。 しかしこのような政権「交代」を、国民は本当に、心底求めているのでしょうか? 漠然と政治が変わってほしいと思ってはいるものの、今の自由民主党に政権を完全に去ってもらって、今の野党に政権を担ってもらいたいとまで思っているのか。 ここが本書における、僕の問題意識の核心です。

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